ドイツ零年
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すでに国際的な評価を確立していたロッセリーニが、第二次大戦でほぼ完全に破壊された連合軍占領下のベルリンを舞台に、ひとりの少年がたどる過酷な運命を仮借なく描き出した、「無防備都市』「戦火のかなた』とともに非公式の「戦争三部作」を形成する作品。ロッセリーニが同時代のドイツを主題と選んだ背景には、「同じ人間であるドイツ人が、どうしてこのような大惨事へと導かれてしまったのか?」との問いがあった。
1946年、終戦直後のいまだ建物は破壊されたままで、いたるところ瓦礫の山だらけのベルリン。主人公は、12歳の少年エドムント。エドムントの家族が置かれた状況は非常に厳しいものだ。反ナ手だった父親は病に臥せっており、働くことができない。元ドイツ国防軍兵士のカールハインツは、強制収容所行きを恐れて自宅に引きこもっているため、配給カードを入手することができない。姉エヴァは家計の一助となるべく、毎晩ダンスホールで連合軍兵士たちの相手をして稼ぐことで、己の名誉を汚す危険を冒している。エドムント自身も、家族を飢えさせないよう、必死に仕事にありつこうとする日々だった。そんなある日のこと、エドムントはいまだナチをしている教師エニングとたまたま再会する。この男の「弱者は常に強者に滅ぼされる」との考え方が少年に感化を与え、深刻な事態が引き起こされる・・•・••。
家族とともにサーカスで曲芸を披露していた時11歳の少年エドムント・メシュケが主人公を演じるほか、端役を演じる人々は主にロッセリーニが路上で抜擢した非職業俳優である。公開時は賛否両論であったが、ロカル/国際映画祭で金約賞および最優秀オリジナル脚本賞を受賞。チャールズ・チャップリンは、本作を、これまでに観たなかでも美しいイタリア映画」と呼んだ。現在、本作はいわゆるネオレアリズモ映画の最高傑作の一つとみなされている。
上映スケジュール
- 03.06 (金)
- 03.07 (土)
- 03.08 (日)
- 03.09 (月)
- 03.10 (火)
- 03.11 (水)
- 03.12 (木)



