2021年、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞した山野井泰史。世界の巨壁に《単独・無酸素・未踏ルート》で挑み続けてきた。2002年、ギャチュン・カン登頂後に雪崩に巻き込まれ、凍傷で手足の指10本を失うが、それでもなお挑戦し続ける山野井にカメラは迫る。自らもヒマラヤ登山経験のあるジャーナリスト・武石浩明が、長期に渡る取材を通して山野井の実像に迫る渾身のドキュメンタリー。