1613年『ヘンリー八世』上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したシェイクスピアは、故郷へ戻る。妻と娘たちは、ほとんど会うことのなかった突然の主人の帰還に戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、17年前に幼くして他界した息子の死に取り憑かれたシェイクスピアは、息子を悼む庭を作ることを思い立つ。英国の文豪ウィリアム・シェイクスピアの知られざる最期の日々を描く。