マッチ工場に勤め、母とその愛人を養う憂鬱な日々を送る、地味でモテない少女イリスの物語。台詞をほとんど用いず、画面の連鎖でイリスの不幸な境遇を浮かび上がらせる演出は、『街のあかり』に受け継がれている。洗練と毒の極まった初期の代表作。
BOMシリーズVol.17 シネマテークたかさき開館20周年記念
アキ・カウリスマキ監督特集
2024年12月4日、シネマテークたかさきは開館20周年を迎えます。 開館記念に恒例となりました、茂木正男が上映したかった監督の特集上映、 称して「BOM」=Best of Mogi Masaoシリーズを開催いたします。 記念すべき20周年を飾るのは、アキ・カウリスマキ監督。カウリスマキ監督が40年以上にわたり 描き続けているのは庶民の暮らし。 そして無表情ながら人情味あふれるひとびとの姿です。 そして、カウリスマキ作品を日本へ届けてくださる配給会社ユーロスペースは、茂木の映画の師 であり、かつて「映画館を作りたい!」と真っ先に相談へ向かったのが、ユーロスペース代表の 元でした。 高崎映画祭、映画館、長年にわたり支え続けてくださる方々への敬意を込めて上映いたします。
特別料金 当日一般1,500円、学生1,200円 シニア1,000円、会員1,000円 高校生以下500円
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