『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』東南アジア映画週間2025

■ 2023年 マレーシア他 115分
Main Language:Cantonese,Sign Languages,Malay,Mandarin
■監督:ジン・オング
■出演:ウー・カンレン/ジャック・タン/タン・キムワン/セレーン・リム
マレーシアのスラム地区でID(身分証明書)も与えられず、過酷な人生を強いられた兄弟の現実。
マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にある荒廃したスラム街。この地域には不法滞在者2世とも言える人々や、様々な国籍・背景を持つ貧困層の人々が多く暮らしている。その場所で、身分証明書(ID)を与えられず、過酷な生活を強いられ生きてきた兄アバンと弟アディ。アバンは聾唖(ろうあ)というハンディを抱えながらも、市場の日雇いで堅実に生計を立てているが、アディは簡単に現金が手に入る裏社会と繋がっていて、彼の行動は常に危険と隣り合わせだ。そんなある日、実父の所在が判明したアディにはID発行の可能性が出てきた。しかしある事件がきっかけとなって、二人の未来に重く暗い影が忍び寄る。
【料金】新作につき通常料金
日本ではまだまだ紹介される機会が限られる東南アジアの映画たち。ですが、各国での映画製作は盛んで、世界中の映画ファンを虜にする優れた作品で溢れています。 東南アジア映画週間では、少しずつにはなりますが、そうした煌めく作品たちを紹介していきます。また昨今では、日本人の映画制作者たちが東南アジア諸国からの資本を受けたり、合作という形で映画を制作するなど、新しい動きも出ています。ゲストをお迎えしながら、各国の文化と共に映画に親しんでいただける時間をお届けします。