『デヴィッド・ボウイ幻想と素顔の狭間で』

■2007年 イギリス 64分
Main Language:English
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■出演: デヴィッド・ボウイ(アーカイブ)/ハービー・フラワーズ/ウッディ・ウッドマンゼイ/アンジー・ボウイ
ボウイの活動初期にスポットを当て、その実像やヒットの裏側を描く。
音楽史における最も革新的で影響力のあるアーティストの一人、デヴィッド・ボウイ。
後に妻となるアンジーは、当時、マーキュリー・レコーズの大学生のインターンながら、ボウイとの契約を命じられ、見事締結。舞台衣装からボウイの見せ方まで全てを仕切る。
エレキギターのティム・レンウィックは、「ボウイをロックスターにしようなんて誰も考えていなかった」という当初から、生の会場で熱い公演をする自信がなかったボウイをサポート。
ドラムのウッディ・ウッドマンゼイらは、ボウイの個性的で感傷的な特別な曲を聴き、「僕たちの仕事はこれをロック風に演奏すること」と最高のアレンジを施した。
演劇的なバックグラウンドを持つボウイは1972年には『ジギー・スターダスト』をリリース、架空のロックスター「ジギー」となり、ステージでの奇抜な衣装やメイク、パフォーマンスによってファンの間で神格化されていった。当初200人の動員だったボストンで、宣伝ツアー終盤には20,000人を動員。
しかし、実際にレコードが売れ始めるまでには2年位遅れがあった。そんな矢先、ベースのトレヴァー・ボルダーが「いまだに納得いかない」というアルバムをボウイが制作し、ボウイは1973年7月3日のイギリスでの最終公演を最後に「ジギー」終焉を宣言。デヴィッド・ボウイを初期から支えていたバックバンド「スパイダーズ・フロム・マーズ」も解散させられてしまい……。