『シアトリカル唐十郎と劇団唐組の記録』
■2007年 日本 102分
Main Language:Japanese
■監督:大島新
■出演:唐十郎/烏山昌克/久保井研/辻孝彦
2024年に他界した唐十郎と「劇団唐組」の活動を記録。追悼企画として再び上映。
1967年、新宿・花園神社の紅テント公演で、演劇界に革命的な衝撃を与えた天才劇作家・唐十郎。それから40年、67歳になっても芝居に対する情熱は衰えることを知らず、唐は自らを「偏執狂」と呼ぶ。2006年秋の新作戯曲執筆から 2007年春の公演初日までを追った今回のドキュメントには、芝居作りに賭ける唐のすさまじい「偏執」ぶりがありありと描き出される。
その才能に惹かれ、唐のもとに集まった劇団唐組の面々は 14名、平均年齢 30歳。俳優としての修業と同時に、座長という圧倒的な存在を受け入れる修業を続けている。格差社会と呼ばれ、経済至上主義が蔓延する時代の波とは全く無縁に、信じた道を走り続ける唐十郎と若者たち。どこまでもシアトリカル(=劇的)に、演じ、語り、怒鳴り、笑い、炸裂する!カメラがとらえたのは、真実か白昼夢か?