大正末年の1926年。新派の劇作家・松崎春孤は、落とした付け文が縁で品子という美しい女に会う。その後三度続いた出会いをパトロンの玉脇に話すが、品子と一夜を共にした部屋が、玉脇の邸宅の一室とそっくりなことを発見して……。美しい女たちの愛と憎しみの渦に引き込まれ翻弄されながら、現世ともあの世ともつかない妖しい世界をさまよい歩く主人公に、鈴木清順の大ファンだったという松田優作を迎えた三部作第二弾。
鈴木清順監督生誕100年を記念して、 〈清順美学〉の頂点であり、日本映画界が誇る 世紀の名作が4Kデジタル完全修復版で 新たに甦る!
※2K上映