富山県には毎年、シベリアから800羽を超える白鳥たちが飛来し、やがて春が訪れると北へ帰っていく。2018年春、その中に翼が折れて飛べなくなり、たった一羽で取り残された白鳥がいた。澤江弘一さんは傷ついた白鳥に毎日餌をやり、ビデオカメラでその姿を追い、見守りを続けている。傷ついた白鳥は仲間と再会できるのか。「私は人間の形をしてますが、自分は白鳥だと思ってます。」と語る澤江さんと白鳥の4年間の記録。