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インフォメーション

2021年10月25日

11/13(土)『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』舞台挨拶のお知らせ

『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』舞台挨拶のお知らせ

 

開催日時:11月13日(土)  10:30の回上映後
ご登壇:佐古忠彦 監督

通常料金

※この回に限り予告篇の上映はございません。

 

《事前ご予約のご案内》
11月12日(金)午前10時より
オンライン予約 
または電話(027-325-1744)にて承ります。

 

※定員(30名)に達し次第、予約受付終了いたします。
※お電話でのご予約受付時間(午前10時~午後7時)
※オンラインでの受付は、23時まで
※残席のある場合は当日受付あり。(当日電話での受付は上映開始30分前まで)

※舞台挨拶は予告なく変更になる場合がございますので予めご了承ください。

 

みなさまのご参加をお待ちしております。

2021年10月5日

10月スクリーンニュース 訂正のお知らせとお詫び

10月スクリーンニュース「上映スケジュール」にて、掲載期間に誤りがございました。

訂正箇所「2021年10月上映スケジュール」
カレンダー

(誤)10月30日(土)~11月5日(金)

 ↓

(正)10月30日(土)~11月4日(木)

 

10月スクリーンニュースに掲載の10/30(土)~11/5(金)までの上映時間は

10/30(土)~11/4(木)までの上映時間となります。

11月5日(金)の上映時間につきましては、次号11月スクリーンニュースにてご案内申し上げます。

 

お詫びして訂正申し上げます。

2021年10月4日

エリック・ロメール監督特集上映 六つの教訓話 デジタル・リマスター版

滑稽であるがゆえに貴く、凡庸であると同時に美しい、男と女の恋模様。のちに、80年代の〈喜劇と格言劇〉シリーズ、90年代の〈四季の物語〉シリーズへと成熟してゆく巨匠エリック・ロメールが、構想10年をかけ、いちばん最初に作りあげた連作が本特集〈六つの教訓話〉です。ふたりの魅力的な女性のあいだで翻弄されながら、運命の愛を求め、ひとりよがりの夢想と葛藤に思い悩む男たちの可笑しさが、6作品揃いました。
そして〈六つの教訓話〉シリーズに加え、本特集では、「カイエ・デュ・シネマ」誌に映画批評を寄稿しはじめた頃の若きロメールが、ゴダール、シャブロルらと共に撮った才気あふれる短編6作品。
さらに、初長編作品『獅子座』を加えた全6プログラムでお届けいたします。

上映期間:10月16日(土)~10月29日(金) 2週間上映

料金:通常料金

予告篇6分

 

Aプログラム

『モンソーのパン屋の女の子』(1962年/23分)/『シュザンヌの生き方』(1963年/55分)/短編『ベレニス』(1954年/22分)

上映日時:10/16(土)、19(火)、22(金) 14:40~
     10/18(月)19:30~

『モンソーのパン屋の女の子』(1962年 23分 出演:バーベット・シュローダー)

学生の“私”は街でよく見かける美しい女性、シルヴィーに恋をする。友人にそそのかされその気になった“私”は思い切って声をかけるが、その日から一切彼女の姿を見なくなってしまった。シルヴィーを探し求めて彷徨う“私”は、パン屋で働く女の子と仲良くなって・・・。〈六つの教訓話〉シリーズの第一作にあたる短編。

 

『シュザンヌの生き方』(1963年 55分 出演:カトリーヌ・セー/フィリップ・ブゼン)

真面目な薬学部1年生のベルトランにとって、気ままに生きる悪友ギョームは憧れの対象。そんなギョームが付き合い始めたのは、夜学に通う平凡な容姿のシュザンヌ。彼氏に尽くすシュザンヌに憐れみを感じていたベルトランだったが、やがて分かれたシュザンヌはベルトランに接近、いろいろと世話を焼くようになる。

 

短編『ベレニス』(1954年 22分 出演:エリック・ロメール/テレーザ・グラチア)

かつては美しかったが今は不治の病に冒されてしまった従妹。やつれ果てた彼女の体に光る「白い歯」に魅せられ、執心する男の狂気をロメール自ら演じた幻想怪奇譚。

 

Bプログラム

『コレクションする女』(1967年/87分)/短編『パリのナジャ』(1964年/14分)

上映日時:10/17(日) 19:30~
     10/18(月)、21(木) 14:40~

 

『コレクションする女』(1967年 1時間27分 出演:パトリック・ボーショー/アイデ・ポリトフ)

画廊のオープンを控えたアドリアンは、恋人からの誘いを断り商談のためサントロペへ。友人の別荘に滞在する彼は、そこで美しい少女アイデに出逢う。コレクションのように次々と男を引っかけるアイデに苛立ちながらも惹かれるアドリアン。南仏の色鮮やかな風景のもと、自由奔放な少女に振り回される男たちの姿がおかしみを誘う。

 

 

『パリのナジャ』(1964年 14分 出演:ナジャ・テジック)

ペオグラードで生まれ、アメリカに帰化した後、プルーストの研究という口実でパリに留学している“異邦人”ナジャ。世界中から多様な人々が集まる大学都市に暮らし、気分と興味の赴くまま、ベンシモンのスニーカーにボーダーシャツやチェックのワンピースを着こなして、映画館や美術館、公園を颯爽と歩きまわり、画家や作家たちとの一期一会の交流を楽しむ。しかし、彼女は知っている。この自由なすばらしい時間が永遠には続かないことを。

 

Cプログラム

【Cプログラム】『モード家の一夜』(1969年/111分)/短編『紹介、またはシャルロットとステーキ』(1951年/11分)

上映日時:10/23(土)、26(火)、29(金) 10:00~
     10/24(日) 19:00~

 

『モード家の一夜』(1969年 1時間51分 出演:ジャン・ルイ=トランティニャン/フランソワーズ・ファビアン)

技術者の“私”は、久々に再会した旧友とともに女医モードの家を訪れる。互いに惹かれ合うも、敬虔なカトリック信者で堅物の“私”と無神論者のモードの恋愛観はかみ合わず、奇妙な一夜を過ごすはめに。

 

『紹介、またはシャルロットとステーキ』(1951年 11分 出演:ジャン=リュック・ゴダール/アンドレ・ベルトラン(声:アンナ・カリーナ))

当時31歳のロメールが本作のロケ地・スイスまでの旅費を、20歳のゴダールがフィルム代を分担して製作費を捻出、ゴダール自ら主役を演じた伝説的な短編。11年後に始まる〈六つの教訓話〉シリーズへと連なる、「一人の男性が二人の女性の間で揺れ動く」という図式で展開される、若者たちのほろ苦く瑞々しい一冬の青春の断片。

 

Dプログラム

『クレールの膝』(1970年/106分)/短編『ある現代の女子学生』(1966年/14分)

上映日時:10/23(土) 19:00~
     10/25(月)、27(水) 10:00~

 

『クレールの膝』(1970年 1時間46分 出演:ジャン=クロード・ブリアリ/オーロラ・コルニュ)

別荘を売却するため避暑地アヌシーに赴いた外交官のジェロームは、旧友の作家オーロラと再会。オーロラの口車に乗って、ローラとクレールという美しい姉妹を誘惑することになるジェロームだったが・・・。結婚を間近に控えたもう若くはない男が10代の少女の膝に執着するという一見不道徳な物語だが、あふれ出るユーモアとあっけらかんとした官能性が絶妙なバランスで均衡するロメール美学の白眉。

 

『ある現代の女子学生』(1966年 14分 ナレーション朗読:アントワーヌ・ヴィテーズ)

女子学生が急増し、ほぼ男子と同じ比率になったパリ大学。科学の研究に勤しむ一人の女子学生の日常と刻々と変わりゆくパリの街並みを克明に切り取ることで、女性は結婚して家庭に入るものといった旧来の価値観が変わってゆく時代のうねりを、鮮やかに炙り出す“社会派”ドキュメント。

 

Eプログラム

『愛の昼下がり』(1972年/98分)/短編『ヴェロニクと怠慢な生徒』(1958年/19分)

上映日時:10/24(日)、28(木) 10:00~
     10/25(月) 19:00~

 

『愛の昼下がり』(1972年 1時間38分 出演:ベルナール・ヴェルレー/ズズ/フランスワーズ・ヴェルレー)

パリに事務所を持つフレデリックは妊娠中の妻と娘と郊外で暮らす。生活に不満があるわけではないが、どこか満たされない日々。そんなとき友人の元恋人クロエと偶然再会、その日からクロエはフレデリックの元を頻繁に訪れるようになり、彼もまたクロエの魅力に抗えず彼女との関係を夢想する。

 

短編『ヴェロニクと怠慢な生徒』(1958年 19分 出演:ニコール・ベルジェ/ステラ・ダサス)

家庭教師のヴェロニクが、生意気でイタズラ好きの腕白少年に勉強を教える数時間の出来事を、ホームコメディのような軽やかさで、ユーモラスに描いたロメール初の35mm作品。

 

 

Fプログラム

『獅子座』(1959年/103分)/短編『モンフォーコンの農婦』(1967年/14分)

上映日時:  10/16(土) 19:30~
       10/17(日)、20(水) 14:40~

 

初長編作品『獅子座』(1959年 1時間43 分 出演:ジェス・ハーン/ヴァン・ド―ド)

叔母の莫大な遺産を相続することになった自称作曲家のピエール。派手なパーティーを開いたはいいものの、遺産はすべて彼の従弟に行くことが発覚。金の無心をしたくても友人たちはバカンスのため不在、一文無しになったピエールはパリの街をあてもなく彷徨う。ロメールの長編デビュー作にしてヌーヴェルヴァーグ初期の代表作。

 

『モンフォーコンの農婦』(1967年 14分 出演:モニク・サンドン)

フランス東部の田舎町モンフォーコンの農場に嫁いだ元教師の女性の日常が、自身のナレーションによって綴られるシネエッセイ。トラクターを運転し、畑を耕し、牛からミルクを絞る農婦としての労働。妻であり母でもある家庭人としての日々の生活。そして村の協議会や組合に参加する共同体の一員としての営み。春夏秋冬、ゆるやかに流れる時間の中、大地に根差した暮らしを、皮肉とも憧憬とも取れる浮遊した眼差しで捉えるロメールの底知れない感性が光る。