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インフォメーション

2024年12月9日

12/27(金)より上映『フード・インク ポスト・コロナ』上映期間変更のお知らせ

12月27日(金)より上映いたします『フード・インク ポスト・コロナ』上映期間につきまして
12月号スクリーンジャーナルにて
上映期間
12月27日(金)~1月9日(木) 2週間上映
とご案内しておりましたが、

上映期間
12月27日(金)~1月2日(木)まで 1週間上映
へ変更となりました。※元日休館

ご迷惑おかけいたしますが、ご了承のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年12月7日

2025/1/18 (土) 第2回 しぶかわ シネマ&トーク 2025

第2回 しぶかわ シネマ&トーク2025 渋川清彦 × 飯塚 健 × 余 貴美子

 

【開催日時】 2025年1月18日(土) 10:00~/14:00~ (30分前開場)

【場所】 渋川市民会館 大ホール

【ゲスト情報】

渋川清彦

1974年生まれ、群馬県渋川市出身。
1998年に、豊田利晃監督作『ポルノスター』で映画デビューし、以降数々の作品に出演。2019年には第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/助演男優賞を受賞。近年の主な出演作に、映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(佐藤信介監督)、『夜明けのすべて』(三宅唱監督)、テレビ東京ドラマ主演「ザ・タクシー飯店」、日本テレビドラマ「リバーサルオーケストラ」、映画『箱男』(石井岳龍監督)、WOWOWドラマW「ゴールデンカムイ」、TBSドラマ日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」など。

 

飯塚 健

1979年群馬県生まれ。映画監督。脚本家。
2011年の監督・脚本作『荒川アンダーザブリッジ』
(11ドラマ、12映画)で注目を集め、「イロドリヒムラ」(12ドラマ)、『風俗行ったら人生変わったwww』(13)、『大人ドロップ』(14)、「GTO」(14ドラマ)、「REPLAY&DESTROY」(15ドラマ)、『笑う招き猫』(17ドラマ、映画)、『榎田貿易堂』(18)、『虹色デイ
ズ』(18)、「噂の女」(18ドラマ)と漫画、小説原作からオリジナルまで多様なジャンルをカバーする。
近年の映画作に『ステップ』(20)、『FUNNY BUNNY』(21)、『ヒノマルソウル〜舞台の英雄たち〜」(21)、『野球部に花束を』(22)、『宇宙人のあいつ』(23)。
最新作は東野圭吾原作『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)。
また、演出・脚本・選曲を担当する丸の内コットンクラブでの芝居×生演奏×食という会場一体型ライヴショウ「コントと音楽」はライフワークとなっている。

 

余 貴美子

1956年生まれ。横浜市出身。
劇団活動と並行し、徐々に映画・TVドラマへと活動の場を広げる。08年度、毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞したほか、『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『あなたへ』(12)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を三度受賞するなど受賞歴多数。また、19年には紫綬褒章を受章している。

 

 

【作品情報】 

『榎田貿易堂』

2017年 110分 日本 (R15+)

出演 : 渋川清彦 森岡龍 伊藤沙莉 滝藤賢一 余 貴美子 他

監督: 飯塚 健

 

群馬県にある開業四年目のリサイクルショップ・榎田貿易堂。「扱う品はゴミ以外。何でも来いが信条さ」という店主・榎田洋二郎のもとには、店の商品同様に様々な人間が集う。榎田貿易堂でバイトする人妻・千秋、同僚のクールな青年・清春、終活中の客・ヨーコ、東京から出戻った自称スーパーチーフ助監督・丈。各々が小さな秘密を心に抱えながらも、穏やかな日々を送っていた。ある夏の日のこと、いつものように彼らが集う中、店の看板の一部が落下する。「これ予兆だよ。何か凄いことが、起きる予兆」と言う洋二郎の言葉通り、それぞれの抱える悩みや問題が、その日から静かに、だが確実に動き出す…..。夫の関係に寂しさと不安を抱く千秋、過去から抜け出せず苦しむ清春、新たな恋人との生活と人生のけじめに揺れるヨーコ、東京での映画作りの日々と故郷での生活に迷う丈。そして、洋二郎の胸にも捨てられない想いがあった。果たして5人は現在に「留まる」のか、それとも「やめる」のか…..。

 

『ステップ』

2020年 118分 日本

出演 : 山田孝之 田中里念 白鳥玉季 中野翠咲 伊藤沙莉 川栄李奈 広末涼子 

     余 貴美子 國村 隼 他

監督: 飯塚 健

原作: 重松 清「ステップ」(中公文庫)

 

健一はカレンダーに”再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。
結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日に揉まれていた。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる彼女と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。
保育園から小学校卒業までの10年間———。子供の成長に、妻と死別してからの時間を噛みしめる健一。そんな時、誰よりも健一と美紀を見守り続けてくれていた義父が倒れたと連絡を受ける。誰もが「こんなはずじゃなかったのに」と思って生きてきた。いろんな経験をして、いろんな人に出会って、少しずつ一歩一歩前へと踏み出してきた。健一は成長を振り返りながら、美紀とともに義父の元に向かう。
そこには、妻が残してくれた「大切な絆」があった———。

 

【入場券】

発売日

令和6年12月14日(土) 9:00

(電話予約は13:00から)

料金

全席指定

・各作品 500円

・通し券 1,000円 (良席優先権付き)

販売場所

渋川市民会館

販売時間

9:00から17:00まで

(渋川市民会館休館日を除く)

 

※『榎田貿易堂』はR15+のため、15歳未満の方は入場不可

※『ステップ』は3歳以上有料

 

 

主催:公益財団法人渋川市まちづくり財団

制作・協力:NPO法人たかさきコミュニティシネマ

問い合わせ:渋川市民会館  

    住所:〒377-0008 群馬県渋川市渋川2795番地 

    TEL:0279-24-2261

2024年12月5日

12/27(金)・28(土) 2日間開催「通学路の映画館」

シネマテークたかさき開館20周年記念
通学路の映画館

 

高校時代より映画館で映画を観て多くのものに触れたという広島出身・高橋快地監督、
そして、高校時代にシネマテークたかさきに通ってくださった群馬出身・今年20歳の村田夕奈監督。
若き監督たちの短編作品上映とトークイベントを開催いたします。

お2人は日本大学芸術学部で映画を学び映画監督を目指していらっしゃいます。
本企画はその若きお2人の映画監督による企画です。
暮らしている町、通っている学校の通学路にある映画館でさまざまな国の多種多様な映画を観てきた。
映画の素晴らしさを教えてくれるミニシアターが存在していることの豊かさを伝えたい。
高校生、大学生に映画館で映画を観るきっかけとなるようにと企画されました。

 

10代の方はもちろん、かつて高校生だったすべての方へ
はじめて映画館を訪れたあの日を胸に、
日本の映画界を担う若き映画監督の作品を映画館でご覧ください!

 

【開催日時】12月27日(金)・28日(土) 上映時間15:30より 2日間限定上映

 

【特別料金】

一般1500円、シニア1200円、大学・専門学生1000円、会員1000円、高校生以下500円

 

★イベント★
12月27日(金)・28日(土) 各日上映後、高橋快地監督、村田夕奈監督によるトークイベントがございます。

 

【上映作品】

『自画自讃』2024年 日本 37分

監督:村田夕奈
出演:下川恭平/立崎空/今井柊斗/上田理心/野口天音/齊藤広大(声)

 

新型コロナウイルスの流行と同時に始まった高校生活。
歩にとってはこの3年間が、ずっと長かった。高3の夏、演劇部の卒業公演は中止になった。突然幕を下ろした演劇部としての日々と迫りくる大学受験。11月、歩は周りの仲間たちよりもだいぶ早くに受験を終える。仲間たちが頑張っている学校という空間に、歩の居場所はなかった。
これは、きっと卒業式に泣けない僕の、からっぽな物語。

 

 

『’Cause I’m Young』 2024年 日本 23分

監督:高橋快地
出演:柴田優香/曽山颯/西村功我/林麻也子/市川源

 

深夜にだけ開く煙草屋を営む若い女 リカ。
整理もされておらず、在庫が積まれた店内でリカは夜に溶けて、ただ静かにタバコを売る毎日を送っていた。
そんなリカを取材しようと若いフリーライターの梶本が店を訪れる。梶本の取材を通して露わになっていくリカの劣等感と若さへの諦念。
そしてリカの不意な一言が梶本を暴走させていく…。
燃えきれない若者の実感を愚直に描いた学生短編映画。

 

 

2024年12月5日

12/21(土)「映画作家 七里圭監督」舞台挨拶のお知らせ

七里圭監督デビュー20周年記念×シネマテークたかさき開館20周年記念

特集上映「映画作家 七里圭監督」

上映に併せまして、舞台挨拶が決定いたしました。

 

【開催日程】
12月21日(土) 
『ピアニストを待ちながら』17:30の回・上映後
『のんきな姉さん』併映『夢で逢えたら』19:00の回・上映前
※各回入替制

 

ご登壇者:七里圭監督

 

【料金】通常料金

 

【チケット発売】

◆シネマテークたかさき会員様先行
 ・シアターパス(オンライン)販売:12月16日(月)AM0時より
 ・劇場窓口販売:12月16日(月)AM9時30分より

 

◆一般発売
 ・シアターパス(オンライン)販売:12月18日(水)AM0時より
 ・劇場窓口販売:12月18日(水)AM9時30分より

※会員様先行販売で完売になった場合は、一般発売はございませんので予めご了承ください。

 

 

オンラインチケット予約はコチラからお進みください。
『ピアニストを待ちながら』
『のんきな姉さん』

 

※オンライン予約販売で完売になった場合は、当日券の販売はございませんのであらかじめご了承ください。

 

※オンラインでのチケットご購入にはシアターパスへの会員登録(無料)が必要です。

 

ご利用について詳しくはこちらをご覧ください。

 

《ご案内》
※当日各回をご鑑賞いただいた方がご参加いただけます。
※各回入替制
※この回に限り予告篇の上映はございません。
※舞台挨拶は予告なく変更になる場合がございますので予めご了承ください。

 

みなさまのご来場をお待ちしております。

2024年12月2日

12/13(金)より デビュー20周年記念上映「映画作家 七里圭」

七里圭監督デビュー20周年×シネマテークたかさき開館20周年

<特集上映> 映画作家 七里圭

 

デビュー作『のんきな姉さん』から最新作『ピアニストを待ちながら』まで。主に自主製作で映画を作り、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションなど実験性に富んだ作品を世に放つ七里圭監督の作家性に迫ります。

 

【上映期間】12月13日(金)~12月26日(木) 2週間上映

 

【舞台挨拶開催】

12月21日(土)『ピアニストを待ちながら』17:30の回・上映後

       『のんきな姉さん』19:00の回・上映前

ご登壇者:七里圭監督

舞台挨拶について詳しくはコチラをご覧ください。

 

【通常料金】

 

【上映作品】

『ピアニストを待ちながら』2024年 日本 1時間1分

監督・脚本:七里圭

出演: 井之脇海/木竜麻生/大友一生/澁谷麻美/斉藤陽一郎

12月13日(金)~12月26日(木) 2週間上映

 

真夜中の図書館で目を覚ました瞬介。階段の両側には、吹き抜けの天井まで高く伸びた本棚がそびえ、あちこちの段に小さなヒトガタが潜んでいる。扉という扉を開けて外に出てみるが、なぜか館内に戻ってしまう。やがて、旧友の行人、貴織と再会する。いつまでも明けない夜、学生時代の演劇仲間だった3人は、かつて上演できなかった芝居の稽古を始める。それは、行人が作・演するはずだった「ピアニストを待ちながら」であった。

 

 

 

『のんきな姉さん デジタルリマスター版』2004年 日本 1時間27分

監督・脚本:七里圭

出演: 梶原阿貴/塩田貞治/大森南朋

12月21日(土)・12月24日(火)・12月26日(木) 上映

 

姉との禁じられた愛の記憶を小説に書き、雪山で自殺しようとする弟と、聖なる夜にオフィスで残業する姉。その二人の現在に、記憶=小説がフラッシュ・バックされてゆく。雪山と都会、現在と過去という二つの空間、二つの時間が錯綜し、いつしか姉弟はふたりきりで、夜空一杯に打ちあがる花火を見ている。そこは夢の世界か、黄泉の国か…。

目覚めれば目覚めるほど夢に近づいていく、不思議な感触の長編劇場公開映画第一作。七里はこのデビュー作を監督するにあたり、敬愛する山本直樹の同名漫画を原作にして、その漫画の霊感源、唐十郎『安寿子の靴』、森鴎外『山椒大夫』までを射程に収めた。

 

 

『夢で逢えたら』2004年 日本 20分 ※『のんきな姉さん』と併映

監督:七里圭

出演: 安妙子/大友三郎

12月21日(土)・12月24日(火)・12月26日(木) 上映

 

バスで眠っているうちに、僕は〝どこか″にたどり着く。よく知っているような、でもぜんぜん知らないような街。長い坂道、釣り堀の向こうの公園、揺れるブランコ。そして僕は、一人の女性に逢った。誰だろう?よく知っているような、知らないような、彼女の部屋……。まるで夢の中に迷い込んでしまったような、寄る辺ない不思議な切なさを湛えた実験的な短編。

 

 

『眠り姫 サラウンドリマスター版』2007年 日本 1時間20分

監督・脚本・撮影:七里圭

声の出演:つぐみ/西島秀俊/山本浩司

12月22日(日)・12月25日(水) 上映

 

いま出てきたトイレの中に、誰かがいるような気がしてならない…。パジャマ姿の青地(つぐみ)が眩しそうにカーテンをめくる。もう陽も高い。中学の非常勤講師をしている彼女は、このごろ学校へ行くのがおっくうで、いくら寝ても寝たりない感じが抜けない。同僚教師の野口(西島秀俊)は、自分の顔のことは棚に上げ、青地の顔がだんだん膨らんできていると笑う。長く付き合い過ぎた彼氏(山本浩司)との会話は上滑りし、好きだという気持ちもすでにおぼろになっている。繰り返し見続けるのは、記憶とも妄想ともつかぬ奇妙な夢。どうも何かが変だ…。

夢は、体が眠っているのに脳は活動している半覚醒状態に現れるが、冒頭、夜が朝へと移りゆくまどろみの時間を映し出す本作は、全編、夢の中の出来事かのように思わせる。ほとんど人の姿が映らない空っぽの風景にさざめく、濃密な人の気配と声。静かに狂気を孕んでいく男女の日常が、美しい朝焼けや薄明の光景とともに、声や物音だけでつづられていく。山本直樹原作の同名漫画は、幻聴を主題にした内田百閒『山高帽子』を下敷きにしている。2007年の初公開から毎年アンコール上映が繰り返されているほど、熱狂的なファンを持つカルト映画。なぜ人々がこの作品に魅かれ続けるのか、それは観た者にしか分からない。

 

 

 

『背 吉増剛造×空間現代』2022年 日本 1時間22分

監督・撮影:七里圭

出演:吉増剛造/空間現代

12月20日(金)・12月23日(月) 上映

 

80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造。彼が、先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と、京都の小さなライブハウス「外」で2019年に行った、朗読ライブ《背》の記録。そこで詠まれたのは、窓の外、ガラスの向こうに捧げる詩だった。
吉増はその年の夏、2011年の東日本大震災で津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓の向こうの海に浮かぶ霊島・金華山を眺めながら、その地に足を踏み入れることなく、窓ガラスに言葉を紡いだ。石巻で創作された詩を、吉増はマスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫び、録音を再生し、ありったけの力で透明なガラスにドローイングする。詩人の声に呼応する空間現代の奏でる音、響き。鬼気迫るライブ・パフォーマンスが浮き彫りにする、ある宇宙。

 

 

『DUBHOUSE:物質試行52』2012年 日本 16分 ※『背 吉増剛造×空間現代』と併映

※35mmフィルム上映

監督・撮影:七里圭

12月20日(金)・12月23日(月) 上映

 

2010年国立近代美術館における建築家鈴木了二のインスタレーション「物質試行51:DUBHOUSE」の記録映画。建築が生み出す闇を捉えるという当初の意図は、翌年3月11日の出来事により決定的な変化を被る。七里は、展示作品を撮影した光の部分と同じ時間の闇を冒頭に置き、その中に、鈴木が描いた被災地のドローイングを沈ませた。映画館は、闇を内在した建築である。その闇から浮かび上がろうとする映画は、映画館に放たれる光であると同時に、祈りであるかも知れない。これはメタ映画であり、歴史的出来事への応答でもある。

 

 

 

 

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