人生は正解のない問いの連続 考えて、考えて、歩む
北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴力で問題解決を図ってきた後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。
もっと自由に映画のことを話そう!
アフタートーク
開催日:8月5日(月)上映後
ファシリテーター:奥西麻由子さん(群馬県立女子大学 美学美術史学科 准教授)
対象:高校生・大学生
定員:10名
参加方法:当日『ぼくたちの哲学教室』をご鑑賞の方がご参加いただけます。
当日劇場窓口にて「参加希望」とお伝えください。
特集ページ 詳しくはこちら