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2021年1月3日

1/30(土)より開催 連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」開催のお知らせ【1/13追記】

連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」開催のお知らせ

 

❖アートハウスへようこそ
1970年代から今日まで続く日本の〈アートハウス〉は、“ミニシアター”という呼称で親しまれてきました。ここは世界中の映画と刺激をもとめる観客とが出会う場所。多様な映画体験によって、未来の映画作家だけでなく、さまざまなアーティストを育む文化的ビオトープとしての役割を担ってきました。上映されるのは、ただ楽しむための作品だけではありません。目を覆うほどグロテスクで、心をズタズタに引き裂く映画もあれば、ため息が出るほど美しい眼福の映画もあります。〈アートハウス〉の暗闇でスクリーンが反射する光を浴びることは、多かれ少なかれ——私たちの生き方を変えてしまうほどの体験なのです。

「現代アートハウス入門」では、〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた傑作を「ネオクラシック(新しい古典)」と呼び、東京・ユーロスペースなど全国18の映画館で、7夜連続日替わりで、同時刻に上映。上映後、2000年以降にデビューした気鋭の映画作家たちが講師として登壇し、作品の魅力を解説。作品から受けた影響なども語ります。さらにその模様をライブ中継配信(録画)上映で開催劇場のスクリーンに投影いたします。
ぜひこの機会に〈アートハウス〉のドアを開けてみませんか?

 

◇開催期間
2021年 1月30日(土)より 2月5日(金)まで 連日19時より

 

◇上映について
1980年代~90年代に製作されたネオクラシック(新しい古典)7作品を7日間日替わりで上映。

上映後に2000年以降にデビューした現代映画作家たちをゲストに迎え、上映作品の映画史的な価値だけでなく、自作への影響などを含む今日的な意義を語っていただき、これからのミニシアターが果たすべき役割と可能性についての知見を交換します。

同日同時刻に全国18館のミニシアターにて同時上映。主にユーロスペース(渋谷)に監督、ゲストが登壇し、そのトークの模様を各映画館のスクリーンに生中継。トーク時間は約60分程度を予定。
※緊急事態宣言発令に伴い、同時上映は変更となりました。トークの模様は同日先にユーロスペース(渋谷)で開催される模様をディレイ配信上映いたします。(1/13追記)

 

◇参加監督(敬称略、五十音順)

小田香、小森はるか、想田和弘、濱口竜介、深田晃司、三宅唱、山下敦弘、横浜聡子

 

◇上映作品

『チチカット・フォーリーズ』(監督:フレデリック・ワイズマン| 1967年|アメリカ|84分)
『ミツバチのささやき』(監督:ビクトル・エリセ| 1973年|スペイン| 99分)
『トラス・オス・モンテス』(監督:アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ|1976年|ポルトガル|111分)
『山の焚火』(監督:フレディ・ M・ムーラー 1985年 |スイス|117分)
『動くな、死ね、甦れ!』(監督: ヴィターリー・カネフスキー|1989年|ソ連|105分)
『阿賀に生きる』(監督:佐藤真|1992年|日本|115分)
『緑の光線』(監督:エリック・ロメール|1986年|フランス|98分)

 

◤プログラム◢

🌙第1夜🌙1月30日(土)19:00上映開始[〜21:55終演予定]
上映作品:『ミツバチのささやき』
1973年(85年日本初公開)|スペイン|99分|カラー
監督:ビクトル・エリセ

トーク:濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画研究者)

COMMENTS
映画館でのみ感知することができるような、映画の「ささやき」があります。それを殊更聞こえやすくすることはできませんが、一緒に耳を傾けようと誘うように話したいなと思ってます。
――濱口竜介(映画監督)

学生時代、これと決めた特集上映に日参してはその晩、映画日記をつけたり、友人と朝まで長話をした。そうやって何度も反芻したあの場面やあのカットに今でもふと救われたり、悩まされている。
――三宅唱(映画監督)


🌙第2夜🌙1月31日(日)19:00上映開始[〜21:55終演予定]
上映作品:『動くな、死ね、甦れ!』
1989年(1995年日本初公開)|ソ連|105分|モノクロ
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー

トーク:山下敦弘(映画監督)×夏帆(女優) ※1/7追記

COMMENTS
『動くな、死ね、甦れ!』をどう言葉で表したらいいのか現時点ではさっぱり分からないのですが、とにかく一人でも多くの人に観てもらい映画の持つ力を体感して欲しいです。
――山下敦弘(映画監督)


🌙第3夜🌙2月1日(月)19:00上映開始[〜22:00終演予定]
上映作品:『トラス・オス・モンテス』
1976年(2010年日本初公開)|ポルトガル|111分|カラー
監督:アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ

トーク:小田香(映画作家)×柳原孝敦(翻訳家)

COMMENTS
二十歳を過ぎてはじめてシネコン以外で映画を観た。大丈夫、世界にはまだ余白があった。このだるさからいつか抜け出し、もう少し遠くまで歩けるかもしれないと、スクリーンを見つめながら思った。
――小田香(映画作家)


🌙第4夜🌙2月2日(火)19:00上映開始[〜21:50終演予定]
上映作品:『緑の光線』
1986年(1987年日本初公開)|フランス|98分|カラー
監督:エリック・ロメール

レクチャー:深田晃司(映画監督)

COMMENTS
中学3年生のときにテレビで見た一本のヨーロッパ映画に衝撃を受けて自分の人生は激変しましたが、大人になりそれをミニシアターのスクリーンで見直したとき、その作品の真価をようやく知ることができました。画集に印刷された絵画と実物のそれが違うように、映画もまた映画館で見てこそ味わい尽くせるものだと思っています。
――深田晃司(映画監督)


🌙第5夜🌙2月3日(水)19:00上映開始[〜22:10終演予定]
上映作品:『山の焚火』
1985年(1986年日本初公開)|スイス|117分|カラー
監督:フレディ・M・ムーラー

トーク:横浜聡子(映画監督)×カラテカ矢部太郎(芸人・漫画家)※1/7追記

COMMENTS
いい映画をみた時、衝撃や刺激を受けるというより、息をするのが、生きるのがほんの少し楽になるという表し方が自分にとってはふさわしい。それは既にある理解や感覚を超えた世界をみせられたことに不安になるからではなく安堵するからに他ならない。
――横浜聡子(映画監督)


🌙第6夜🌙2月4日(木)19:00上映開始[〜22:05終演予定]
上映作品:『阿賀に生きる』
1992年(1992年日本初公開)|日本|115分|カラー
監督:佐藤真

トーク:小森はるか(映像作家)×清田麻衣子(里山社代表)

COMMENTS
何をどう撮ればいいのかわからなくなったとき、20年前につくられた一本の映画と出会い、背中を押されました。何年経っても現在を映し出す作品たちが、きっとこれから出会う人たちの未来を切り開いてくれるのだろうと思います。
――小森はるか(映像作家)
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🌙第7夜🌙2月5日(金)19:00上映開始[〜21:35終演予定]
上映作品『チチカット・フォーリーズ』
1967年(98年日本初公開)|アメリカ|84分|モノクロ
監督:フレデリック・ワイズマン

レクチャー:想田和弘(映画作家)

COMMENTS
映画館の暗闇を一歩出たときに、世界の見え方が一変してしまう。アートハウスで、そういう体験を何度もしてきた。僕が映画作りで目指すのも、観客にそういう体験をしてもらうことである。
――想田和弘(映画作家)

 

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